ペーパーレスと言われる世の中でも

昨今、経費の削減を目的にペーパーレス化を進めようなんて動きは珍しくありませんよね。社内の承認ワークフロー(稟議書とかを提出するシステム)も、関連書類のPDFを添付して決裁者が承認ボタンをクリックしていく形式になっている企業、多いと思います。まぁ、我が社は貸与PCにPDF化ソフトなんて配布されてませんでしたので、一旦紙媒体を印刷してから、複合機を使ってPDF化してワークフローに乗せ、紙の方を処分するという、ペーパーレスとは何なのかを疑問視できる運用だったわけですが。

もちろん、顧客との間でとれるコミュニケーションにおいてはペーパーレスだなんてケチくさいことは言ってられないんですけど。必死でつかんできた契約合意書という紙をもってしても、中々に動かない我が社の体制はよく言えば慎重、悪く言えば愚鈍と言えました。まぁ、会社としては一つでもリスクを削らなければならないことはわかりきっていることですが、その対応策としての契約合意書が全く意味を成さんじゃないか・・・と若造なりに思っていたことも事実。

そういった点では、会社のせいにしてお客さんに謝って、それをきっかけに雑談したりでより仲良くなる自虐ネタ?を提供してくれる会社ではありましたが。ただやはり一番は、欲しいときに欲しいものを用意できる頼れる協力会社でありたいと思っていましたし、そこを適えてあげること以上に顧客が満足することもありませんでした。まぁ当然といえば当然ですよね。

色々とモヤモヤしながらも、必死に3年やり続けた結果、お客さんたちは僕を認めてくれて、良好な関係を築くことが出来ていました。しかし突然の異動命令が下り、ただでさえ前任が放棄気味だったエリアを、単独でがむしゃらに突っ走って、関係をキレイに改善した僕は、突然異動を命じられ、異動先の担当エリアで苦悩に苦悩を重ねて退職を決意することになるのですが、それはまた別の機会に。



がむしゃらな若造に+1 !

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