ビジネスの世界では本当に紙が多い

なんだかんだで6年~7年くらい、社会人として暮らしておりますけれども、ペーパーレス社会と言われる現代でもやはり、紙で処理をしなければならないものも数多くありますね。個人的なレベルでは、ちょっとした約束事や例えば金銭の貸し借りなんかも、少額であれば口約束で済ますなんてことはしょっちゅうありますが、会社対会社ではそうも行かず、何につけても証憑を用意しなければ始まらないことが多いです。過去のコラムでも、契約書について何度か書いたことがありますが、会社対会社では契約不履行を限りなく防ぐため、双方合意の下での紙媒体による証憑作成を未だに行っているわけです。それをしたところで、手形が焦げ付いてみたり相手方が倒産してみたりと色々なトラブルが巻き起こるわけですが。まぁトラブルが生まれる背景には、事前調査が不足していたり与信判断が甘かったり、粉飾決算が裏に潜んでいたりなど自業自得なものから詐欺まがいのものまで、様々あります。

僕が前職で働いていたころは、サーバーやパソコンなどのハードウェアから、ハードウェア上で動かすためのソフトウェア、それらを活用してシステムを構築・保守するエンジニアの派遣など、IT商材の殆どを提供できる商社として、システムを包括的に提案するなんて活動もしていました。が、会社によっては発注書(契約書)の捺印に時間がかかると言いながら、捺印を待っている間に物品の手配は進めて欲しいなどと我侭放題のところもあって、そのために契約合意書という新たな書面を用意しなければならない場面もありました。「契約書に捺印はもらえていないけれども、契約自体には合意してくれているのでのちのち、契約書はもらえます。なので、先行的に物品の発注を進める許可をください」と、自社にお伺いを立てるための証憑として役に立つわけですね。まぁ、契約書に捺印をもらえるのが一番手っ取り早いっちゃ早いんですけど。なんたって、そのお伺いっていうのがこれまた面倒でして。



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契約合意書があったとしても
このお伺いっていうのが、「本当に発注して大丈夫なのか?」の信憑性確認会議とでも言いますか、発注責任者やら購買部長やらが参加して毎日午後1時から「この案件がいかに確度の高いものか、購入先の顧客が信頼のおける企業・担当者であるかを審議する」会議が開かれるわけですが、それに担当者はいちいち参加しなければならないんですね。これが、非常~~にめんどくさい。例えばですけど、金曜日の夕方にその契約合意書をもらっ
ペーパーレスと言われる世の中でも
昨今、経費の削減を目的にペーパーレス化を進めようなんて動きは珍しくありませんよね。社内の承認ワークフロー(稟議書とかを提出するシステム)も、関連書類のPDFを添付して決裁者が承認ボタンをクリックしていく形式になっている企業、多いと思います。まぁ、我が社は貸与PCにPDF化ソフトなんて配布されてませんでしたので、一旦紙媒体を印刷してから、複合機を使ってPDF化してワークフローに乗せ、紙の方を処分する